ももたろうのUC Davis留学記

2016年9月から2017年6月までUC Davisに留学します。

「留学まとめ」

やっと留学振り返り、、、

この一つ前の更新が6月ですが、7月には帰国していたので、振り返りといってももう2か月ほど経過してしまって、やっと重い腰を上げて留学を振り返ろうと思います。この記事の更新をもって、このブログを終わりにします。(という宣言をしても、固定読者はいないですが。)

先日大学院入試が終わり、無事進路も決まりました。振り返りをしよう、しようとしてできなかったのも、院試の勉強をしなきゃいけなかったということで言い訳をば。

完全に自分のためのまとめなので、今回はDavisに留学したい人には役に立つ情報とは思えませんが、これを読んで留学の計画を立てるのに役立てば一石二鳥といったところでしょうか。

実はいろいろ書こうと思っていたトピックもあって、下書きが2,3個あったのですが、その内容もまとめて今回の記事に書きます。

改めて自分の留学をまとめる

留学でしたことざっくりまとめ

大学の交換プログラムを利用。

自分の専攻が農業工学分野であったので、農業系で強いUC Davisで留学してみようと思い立つ。

4年生というイレギュラーなタイミングで留学したのには、

①自分の進路を決められなかった

②院でも研究室交換などで留学できるだろうが、学部で留学して通常の授業をとるということをしたかった。

という理由もあった。(留学志望動機書には、たいそうなことも書いたが、それよりも)帰国時には何がしたいとか、見つけられたら、、という期待。(当時は、「内発的動機からくるやりたいことが持っていない人間は、人間としての価値が低い気がする病」にり患しており、重症だった。)

Davisでは、専攻に近い授業をとりつつCSなど興味のある授業を履修。勉強になった。 授業外では、学生農場のボランティアを空いている時間にしていた。日本語のチューターも。(この日本語のクラスで会った学生さんたちがよく一緒に遊んでくれて卒業式にも参加させてくれた。ありがとう。)

また長期休みにはハッカソンハッカソンが何かわからない人はググってね!)に参加。

もちろん、アメリカ国内も旅行(LA, Seattle, NY, Grand Canyon, SF etc )。くそみたいなアメリカの鉄道の洗礼を受ける。

前半はいろいろなことをするものの、後半はなんとなくバテて、休みの日は漫画を読んだり(kindleありがとう!)、アニメをみたり(Amazon Prime最高!)していた。それはそれでよかったけれども、新しい友達はあまりできず。そこは反省。

San Joseで開かれていたオタクイベントに、オタクな友達に連れられて参加。コスプレ文化、同人文化が広まってるのや、日本のオタク文化がそのまま輸出されて受け入れられていることに衝撃を覚える。(オタクっぽい特徴的な言動をしている人たちがまわりから若干白い目で見られている感じはデジャヴ感。)

興味深かったエピソード

  • 4年生の友達で卒業後の進路が決まっている人のほうが少ない。大学院行くにせよ、一年プー太郎するつもりの人や、とりあえずUberの運転手やるとかいう友達もいれば、世界一周したいと言っていた友達もいた。 まぁ新卒一括採用という制度がないとそうなるのか・

  • 学生農場には農家になりたい学生がチラホラ。自分の大学の農学部には、農家になりたい人はあんまりいなかったからちょっとびっくり。

  • 大学関連の資料はすべてオンライン上で済ませられる。レジュメから宿題提出に至るまで。もちろん大学院入試の申し込みもオンラインだよ!!(天下の東大もいまだに神で申請とか、どうなってるんだ、、、と思わざるを得ない。慶応がオンライン申請をはじめたらしい。みんな見習ってほしい) だから授業に仮に欠席しても、「友達がいないから、レジュメがない><つらい><」ということにはならない。ボッチに優しい世界。 というか、アメリカの学生でクラスで友達を作る人はまずいないから、基本みんな個人戦。(学科のみんなでとるような授業は別だけど) どおりで、サークルに入ってなかった私になかなか友達ができないわけですよ。

  • Office hour制度は最高。私はわざわざ先生にアポをとって質問にいける程心臓が強くないので、日本ではわからないものをわからないまま進んでしまうことが多かった。office hourのときの先生は、どんなに立派じゃない質問でも嬉しそうに答えてくれるのでうれしかった。

  • オタク意外と多い。日本語の授業とってる学生の8割はオタク。オタクは優しい。

  • コンビニの店員とかテキトウ。けど、不思議と嫌な思いになったことがないので日本でも丁寧じゃない接客にあってもあんまり気にならない。日本に帰ってきて丁寧すぎて、心がつらくなるくらい。

  • 24時間勉強部屋があるのが、よかった。作ってほしい。

  • 親が大学の近くに住んでいても、実家から通う人少ない。みんなシェアハウス/シェアルーム。

じゃ、留学何が良かったのか?何が変わったの?

性格が大きく変わったり、価値観がπ変わったとかはしなかったですが、留学で変わったこと、留学のいいところは以下です。

  • 他の国の留学仲間の友達ができると、海外旅行のときに会える友達が増えて、人生が楽しい。

  • 親しい友人があまりいないから、日々に忙殺されて気が付いてたら一週間が終わってるということがない。今忙しいから、将来のことを考えるのをなんとなく先延ばしにする作戦が許されない。 (その代わり、考えすぎると鬱になります)

  • 自分があたりまえだと思うことを相手にも要求しなくなる。(特に気遣いの要求。)その結果、人に寛容になる。優しい世界。

  • 大学院で専攻を変えることにしました。

  • 英語できるようになった。

  • 漠然と将来海外で働きたいな、かっこいいもんなとか思っていたが、どういうわけかその憧れが消えた。まだ理由は考え中。「やっぱ日本サイコー↑↑」とかいう理由ではない。

  • 「内的動機からくるやりたいことを持っている人間にならないといけない」という強迫観念は薄れた。今そのときやりたいことでいいじゃん、一本筋の通ったやりたいことはまずないということを理解した。そして、人生の選択肢に強い動機を持っている人はそうそういないよなと気づいた。


このブログではじめて、継続して文章を書くということをしてみました。約一年、ブログを断続的ではあるものの書いてみて、閲覧数が0ではないのを見て、地球の端っこで書いたブログも誰かが何かしらの検索ワードでたどりつくということに、感動を覚えました。はてなブログありがとう(?)

依然、文章を読みやすく書くという力は低迷したままですが、これからも何かの切り口で書いてみたいなと思うきっかけになったという点でも、この留学ブログを始めてよかったです。

定期で読んでくれている人はおそらくいないと思いますが、もし留学中・留学しようとしている人でブログをはじめようかなと思っている人がいるのなら、ぜひやってみるとよいと思います。

留学で人生変わったとか、運命に出会ったとか、そういう大それたことは起きなかったですが、留学してよかったなぁと思います。

今度は大学院で、また違う場所に留学してみたいです。Davisは、もういいかな笑